アルハンブラの思い出の弾き方・トレモロ奏法

「アルハンブラの思い出」はクラシックギターをやる人なら、大抵、弾いてみたい曲のベストスリーに入っているでしょう。しかし、いくつもの練習曲をクリアーして少し自信を持った人が「アルハンブラの思い出」を弾こうとして壁にぶち当たってしまうことがあります。それが「トレモロ奏法」です。演奏の難易度が高いとは言い難い曲ですが、正しい右手のタッチを習得していない人にとっては難曲になってしまいます。

「アルハンブラの思い出」は複雑な曲ではないのです。むしろシンプルな曲だといっても良いでしょう。なにしろ右手はP(親指)、A(薬指)、M(中指)、I(人差し指)の繰り返しばかりです。全曲、トレモロ奏法です。クラシックギターにはクラシックギターの弾き方があります。アコギやエレキの経験があっても「クラシックギターの指弾き」を正しく練習しないと、アルハンブラの思い出など中級レベルの曲を演奏することは無理でしょう。

基礎練習をないがしろにして、練習曲や小品をいくつか弾いてきた程度のギタリストは大抵薬指の動きが鈍い。薬指はもっぱら一弦を弾くことになっている。そのため薬指の動きが大きくても弾けるが、「アルハンブラの思い出」で②弦のトレモロを弾こうとすると、①弦に引っ掛かってしまうのでのである。又。動きが小さくても薬指が中指と独立して動かない。つまり、基礎練習が出来ていないということになるのです。

トレモロは指の動きが早い。それも、この曲が難しいと思う原因でしょう。基礎練習(音階とアルペジオ)をしっかりやって指を鍛えてください。

YOUTUBEにはギター独奏からカラオケまで音楽にはリズムがあることを知らないのではないかと思う動画(勿論アマチュアですが)が大量にあります。「アルハンブラの思い出」は三拍子ですから、CD等で聴きながらリズムを取る練習をして下さい。

「アルハンブラの思い出」はクラシックギターの基礎をしっかり練習して身に着けた人にとっては、決して難しい曲ではないのですが、アコースティックギターのスリーフィンガーをやった程度のテクニックでは演奏は不可能と言うことになるでしょう。

クラシックギタリストは、右指を曲げることで弦を弾いています。手を動かしてはいないのです。指だけの動きです。

アルハンブラの思い出は全曲アルアイレで弾くのだ、と言ってよいでしょう。親指は控えめに、しかし確実にリズムを刻みます。a,m,iのトレモノがメロディーを紡ぎ出し、音楽ファンを魅了して来たんです。

トレモロ奏法が出来ない。練習してもうまくならないと言う人は多分、弦と指の角度が問題でしょう。弦と指は直角(90度)になっていますか。A、M、I三本指は爪の中央部分で弦を弾いていますか。トレモロは指の縦方向の動きのみで演奏します。手の横方向の動きは不要です。これがトレモロ奏法のコツで秘訣です。

トレモロやアルペジオが難しいと言っている人は、トレモロやアルペジオを10、000回弾いてから言ってください。