クラシックギター入門・初心者のために

クラシックギターの動画


クラシックギターをやってみたい。ギターには触ったことすらないので何から始めたらよいのかわからない人やアコギ・エレキなら弾けるという人もいるでしょう。しかし、クラシックギターの奏法は他のギターと基本が違います。正しいフォームを知り、繰り返し練習すること以外に上達の方法はないのです。つまり、ギターはスポーツと同じです。

クラシックギターに限らず、何事も基礎が大切です。初心者はここに気をつけないと間違った癖をつけてしまい練習しても上達せず、投げ出してしまう事になります。入門書や教則本をしっかり読んで練習してください。そして確かな人物の手ほどきを受けてください。”確かな人物”ですよ。

クラシックギターの基礎

クラシックギターの基礎とは、次の三つです。いずれもアコギやエレキとは違います。

  1. ギターの持ち方・構え方・姿勢
  2. 左手の押さえ方(押弦)
  3. 右手(右指)の弾き方(弾弦)

基本を守らずに上達することは有り得ないことを知って下さい。

クラシックギター入門書・教則本

クラシックギターの入門書・解説書・教則本が必要です。ギター各部の名称、ギターの持ち方、左手のフォーム、押さえ方、右指での弦の弾き方、音階や和音など最も大切な事を正確に習得してください。

教則本はよく読んでください。写真やイラストに目を奪われがちですが、大事なことは初めの数ページに書いてあります。基礎で間違うと、そこで終わってしまう可能性が高いのです。左指での押さえ方、右指の弾き方をしっかり読んでください。

クラシックギターの動画

YOUTUBEやDailyMotionには、一流ギタリストの動画が沢山あります。彼らのギターの持ち方、右手の動き、左手の押さえ方をよく見て下さい。そして鏡に自分の手を写して「ジョン・ウィリアムス」「福田進一」、「村治佳織」の右手、左手と比べてください。もし違いがあれば直ちに修正しなければならないのです。初心者からトップギタリストまで基本は同じなのです。クラシックギタリストは”指を曲げる”だけで弦を弾いています。動画で確かめてください。尚、動画は一流ギタリストに限定してください。初心者には間違いを見分ける事が出来ないからです。

クラシックギターと楽譜

クラシックギターは楽譜を使って練習します。だから、楽譜を知らなければならないのですが、心配は無用。ギターの弾き方を学ぶことは、そのまま楽譜を学ぶことでもあるのです。楽譜は難しいものと思い込んでいませんか、日本人は小学校や中学校で音楽教育を受けています。それ自体は大変素晴らしい事なんですが、勉強につまずきは付き物ですから、楽譜は難しいものと思ってしまうのでしょう。しかし、クラシックギターの練習に楽譜についての細かい知識は不要です。ギターを弾きながら少しづつ憶えていけばよいのですから、楽譜はサッパリ分らないという人も心配要りません。

アコースティックギター(フォークギター)は別の楽器です

クラシックギターとアコースティックギターは別の楽器です。と言うより、ナイロン弦のギターとスティール弦のギターは別の楽器です。アーチェリー(洋弓)と和弓は、どちらも弓ですが明らかに使い方が違います。クラシックギターとスチール弦のアコースティックギターも同じです。アコギ・エレキとの共通点は指板の知識だけと言って良いでしょう。ですからクラシックギターの初心者はアコースティックギターしか知らない人のアドバイスは眉唾だと思ってください。

初心者には初心者用ギター

クラシックギターは大変高価な手工品からあやしげな安物まで色々販売されていますが、初心者は有名メーカーの製品で価格は数万円と言ったところで良いでしょう。初めから高価なギターは不要です。上達して音の違いが分るようになり、自分のギターに不満を感ずるようになれば購入すれば良いのです。

ギタリストの爪

クラシックギターは爪を少し伸ばして弾きます。細い弦を弾くのに必要な長さですよいのですから指頭からほんの少し出ている程度です。初めは短く切って音が出ない、弦が指頭を滑ってゆくだけの状態で毎日練習すれば爪が段々伸びて来て音が出るようになります。それが適当な長さということになります。爪の先端は緩やかな弧”⌒”を描くようにやすりで削ります。仕上げは皮や紙でツルツルにして下さい。クラシックギターは美しい音を出さなければならないのです・

ギター上達法

上手くなる”コツ”だとか、どうすれば上手くなるか、という発想は捨ててください。初めは何一つ上手く行きません。左の指先が痛むので少し弾いてしばらく休憩、右指は開放弦をビンビン、チャランとやれば良いのです。こんなことを繰返しているうちにすこしづつ分ってきます。頭ではなく指が弾き方を覚えてくれます。とにかくやること、音を出すことです。継続は力なり。半年もやれば、あなたはギタリストになっているでしょう。

クラシックギターの基本は、スケール(音階)とアルペジオ(分散和音)です。このふたつはスポーツ選手がランニングや腹筋運動をやるのと同じです。つまり、必須科目です。上手くなりたければ音階とアルペジオをしっかりやりましょう。

初めてギターを手にした人は、あれこれ考えずに音を出して下さい。とにかく音を出すのです。ベン、ピン、ジャラーンでいいんです。近くの人にとっては迷惑千万がでしょうが、一時のことですから我慢してもらいましょう。親指、人差指、中指、薬指を一本づつ使って弾くのです。初めから綺麗な音を出せる人はいないのです。かすれたり、途切れたりの繰り返し、それで良いんです。楽器の種類は大変多いのですが、人間の体の一部で音を出す弦楽器はギターとハープだけです。指先で音を出す練習をすることで教則本に書かれている音の出し方が理解できると思います。

クラシックギターとアコースティックギター

クラシックギターとアコースティックギターは別の楽器です。アコギやエレキをピックを使って弾いた経験のある人は、右手の角度をピックを持つ角度のままで指弾きをやるようです。これではクラシックギターを弾くことは出来ません、又、左手はネックのサイズがクラシックギターはアコースティックギターより、大きいので押さえ方は、かなり違ってきます。左手で握るような持ち方はクラシックギターでは出来ません。同じギターという名称ですが、扱い方はかなり違います。

クラシックギターのトレモロ奏法は薬指・中指・人差指の順番に同じ弦を弾く奏法です。特に難しいテクニックではないのですが、クラシックギターではあまり用いられないので練習量が少なくなります。そのため難しく感じる人もいるようです。練習方法は、2弦をゆっくり確実に3回、時計の秒針の速度で弾くことから始めてはどうでしょう。曲にはなりませんが、それが練習です。アルハンブラの思い出はクラシックギターをやる以上是非レパートリーに加えたい曲ですから頑張ってください。

クラシックギターの初心者が目指す最初の目標はソルの月光やタルレガのラグリマ、それに禁じられた遊びのテーマ(愛のロマンス)などでしょう。テクニックのレベルが、初級の最高レベルでしかも魅力的な曲だからです。