クラシックギターとアコースティックギターの違い

クラシックギターとアコースティックギターどう違うのだろう。アコギやエレキの経験があれば、クラシックギターも弾けるのでしょうか。これがテーマです。

今日では「ギター」と言えばアコースティックギター(フォークギター)やエレキです。ギター・ショップの店頭を見れば一目瞭然というわけです。この状況は1970年代以降の変化で、それまでは、ギターと言えばクラシックギターでした。1960年代にビートルズ、ベンチャーズが大ブレイク、エレキ・ブームとグループサウンズの流行がありました。そして1970年代のフォーク・ブームでクラシックギターの影が薄くなりました。

ギターの本家は「クラシックギター」です。ベートーベンやモーツァルトの時代(古典時代)に、スペインで5弦ギターを改良して作られました。 そして、19世紀にアメリカに伝わり、ブルース等、アメリカ音楽に適するよう改良されたのが「アコギ・エレキ」です。

ナイロン弦とスティール弦

初期のクラシックギターはガット弦(羊腸弦)を使っていましたから「ガットギター」と呼ばれる事もありますが、第二次大戦中にナイロンが発明され、戦後「ナイロン弦」が作られました。耐久性や価格で有利でしたから、今日ではほとんどのギタリストがナイロン弦を使用しております。アコースティック・ギター、エレキ・ギターはスティール弦を使用しておりますから、音質、音色はかなり違います。音楽ジャンルによって求められる音が違うからです。

奏法(弾き方)の違い

クラシックギターとアコースティックギターは奏法がかなり違います。クラシックギターは少し爪を伸ばした指先で弾きますが、アコギ・エレキはピックを使うのが主流です。クラシックギターは指を4本使用して、メロディーと伴奏を並行して弾きますので「指のトレーニング」が必要になります。アコギやエレキはコードを”カッティング”したり、単音でメロディーを弾いたりですから、クラシックギターに比べると大変シンプルです。

押弦(押さえ方)の違い

クラシックギターとアコースティックギターはポジションは同じですが、押さえ方はまったく別だと思ってください。アコギになれている人がクラシックギターを弾くと指板の幅が広くて押さえ難いでしょうが、それだけではなく演奏する音楽の違いからくる難しさがあります。クラシックギターはメロディーと伴奏を並行して弾きますから、押弦は複雑ですし、指を大きく広げなければ押さえられない事もよくあります。

クラシックギターの押さえ方

1.ギターを高く持ってヘッドが肩の高さか、もう少し上に来るようにする。
2.親指は上を向いており、中指の反対側にある。ネックに着けるのは爪の反対側だけです。親指でネックを押していけない、接触している程度です。

クラシックギターの動画

YOUTUBEの動画です。優れたギタリストの手と指をじっくり見て下さい。