ジプシーキングスとマニタス・デ・プラタ


マニタス・デ・プラタ


ホセ・レイエス

ジプシーキングスはマニタス・デ・プラタのバンドにいたボーカリスト、ホセ・レイエスが成長した息子達と結成したロス・レイエスが母体、アナログディスクの時代にアルバムをリリースしたが、あまり注目されなかった。しかし、クロード・マルチネスと出会い新しいサウンドを模索、1987年アルバム「ジプシーキングス」を発表、フランスから世界へ急速に拡大、日本には1988年に登場、ジョビ・ジョバ、バンボレオが大ヒット。来日コンサートも成功し、TVコマーシャルに何度も採用された。テレビ時代劇・鬼平犯科帳のエンディングテーマに採用された「インスピレーション」は今もギターフリークが楽譜を探している人気曲である。尚、スペイン語のレイエスは英語ではキングである。だから「ジプシー・キングス」。

アルバム「ジプシーキングス」当時のメンバー、リードボーカル ニコラス・レイエス、リードギター トニノ・バリアルド、ボーカル・ギター アンドル・レイエス、ギター ジャクス”マックス”バリアルド、 ギター・パルマ モーリス”ディエゴ”バリアルド
ギター・パルマ ジャルール”チコ”ブゥチーキ
パルマは手拍子のこと。

マニタス・デ・プラタは南フランス出身のジプシー。フラメンコに似たギター音楽を演奏して世界的に有名になった。C・チャップリンやピカソといった世界的な有名人に認められたこともあって、芸術家達のオマージュに包まれた。日本でもアルバム(LP)が販売されていたし、来日コンサートもあった。シンプルで荒々しい演奏で古いフラメンコの感じではあるが、彼のギターはフラメンコとは言えない。フラメンコには守らなければならないリズムやコード進行、音階があるが、マニタスはフラメンコを正規に学んだことがなかったため、彼独自の音楽を作ったのである。本名を”リカルド・バリアルド”と言い、ジプシーキングスのリードギター、トニーノ・バリアルドの叔父である。マニタスも盛んにルンバを演奏していたので、ジプシーキングスの源流と言ってもよいだろう。YOUTUBEで「manitas de plata」を検索すると多くの動画が登場する。海外では有名なギタリストでテレビ出演も多かったのであろう。