フラメンコとは

日本でフラメンコと言うと、女性が派手な衣装で踊る姿を思い浮かべる人が多い。あるいはそれは何のことか、フラダンスのことか、という"縁無き衆生"がいたりである。しかし、フラメンコの本場”アンダルシア”ではフラメンコと言えば、カンテ(歌)のことである。スペイン語では歌をカンシオンというが、フラメンコの歌はカンテ(cante)と呼ばれている。そしてその伴奏はほとんどの場合、ギター一本で行なわれる。カンテとギターがあって、そこにバイレ(舞踊)が乗っているというわけである。

フラメンコの三要素

フラメンコはスペインのジプシー(ヒターノ)やアンダルシアの人々が作り、育て、継承してきた伝統芸術です。古くから伝わる型があります。コンパス(リズム)、音階(MODE DE MI)、コード進行の三要素を確実に守らないとフラメンコとはいえないのです。ギターで演奏されるフラメンコには約30の形式があります。

ジプシー

フラメンコを生み育てたのはジプシーである。ジプシーといえば流浪の民ということになっているが、スペインのジプシーは強制的に定着させられサクロモンテの丘に洞窟住居を作り、そこで暮らしてきた。長い間、迫害された歴史がある。苦しく貧しい暮らしの中から生まれたのがフラメンコである。

ジプシーと政治

「ジプシーに政治は関係ない」サビーカスはこう答えた。スペイン戦争(1936)でフランコが勝利し、以後、ファシスト独裁が続いた為、パブロ・ピカソ(画家)、パブロ・カザルス(チェロ奏者)は故国、スペインに帰らなかった。サビーカスもスペイン戦争の時、アメリカに渡り、戦争終了後も帰国しなかった。そこで、このことについて聞かれたサビーカスは「ジプシーには政治は関係ない」と答えた。

若き日のパコ・デ・ルシア

若き日のパコ・デ・ルシアは知的でクールなイケメン。演奏は絶賛されたが、知的で冷たいという批判もあった。リカルドやメルチョールなど先輩ギタリストに比べれば知的で冷たい感じだが、それがパコの個性だし、多くの人に支持されたのだ。

ジプシーと言う言葉

ジプシーという言葉は差別用語なので、今では「ロマ」と言うらしい。ただジプシーパッション(ホアキン・コルテス)やジプシーキングスのようにジプシー自身が使っているので、日本の言葉狩りのようなヒステリックなものではないらしい。日本にはジプシーに対する差別意識はないので”ジプシー”で良いだろう。尚、スペイン語ではヒターノ(男)、ヒターナ(女)と言う。カンテに時々、登場する言葉である。

情熱のフラメンコ

フラメンコを語るのに情熱的という決まり文句を使う人がいる。そんな人に何を語っても仕方がない。黙って遠ざかるべきである。

思いつくまま、作成継続中。