パコ・デ・ルシアの動画

パコ・デ・ルシアの動画です。フラメンコギター奏法を知るために選んでいます。70年代から2014年まで、フラメンコギター界で人気、実力ともトップを走り続けていたパコ・デ・ルシアのテクニックをよく見て練習に生かそうというわけです。最良の教材がここにあります。アンダルシアには、多くの優れたフラメンコギタリストがいますが、パコ・デ・ルシアに絞ったのは、動画が多いことと技術の完成度が高いことによります。ネットは玉石混交の世界ですから、怪しげな動画も少なくありません。
上達したければ、技術的に最も優れたギタリストを参考にすることです。
パコ・デ・ルシア以外にも優れたギタリストはいます。しかし、基本的な奏法は同じです。だからパコ・デ・ルシアに絞っても同じことなのです。

Entre Dos Aguas

月に映えて(Granaina)から二筋の川(Rumba)へ。ピカード奏法などの勉強によい動画である。尚、この二曲は同じアルバムに収録されている。ピカード奏法を多用する演奏です。人差指と中指で交互に弾く奏法ですが、人差指と中指だけではなく、親指の位置もよく見てください。トレモロ奏法の指の動きにも注目。左足でリズムを取るパコとラモン。色々参考になる動画です。フラメンコギター奏法を知るには、動画を注意深く繰り返し見ることが必要です。ところで「二筋の川」とは、どういう意味でしょうか。Aguaという単語には海、川、湖などいろいろな意味があります。したがって翻訳は非常に難しいわけです。パコ自身が語ったところによれば、このタイトルは親父が考えた。ルンバは”ラテン・アメリカ”のもの、スペインはラテンアメリカに文化をもたらしたから「地中海」と「カリブ海」と言えるんじゃないか、ということです。

Paco De Lucia - ESPECIAL - La Noche de Paco Solea

この 動画では、パコの左手がよくわかります。アコースティックギターの経験者はよく見て違いを知って下さい。右手の動きも良く分かる。親指の生き生きとした動き、次々と繰り出されるラスゲアード、ピカードによるスケール、トレモロ、アルサプーア。これがフラメンコ奏法です。Solea(ソレア)はフラメンコの最も基本的な形式。12拍のコンパス(リズム)E、Am、G、F、Eのコード進行とミのモード。

PALENQUE

バルセロナ・オリンピック関連のイベントでのパコ・デ・ルシア、右手、左手の生き生きとした動きが、よくわかる動画です。日本のテレビでも放送されたコンサートです。バルセロナ・オリンピックは1992年ですから、1947年12月生まれのパコは44歳だったことになります。若いギタリスト二人(ホセ・マリア・バンデーラとホアン・マニュエル・カニサレス)との三重奏。

パティーニョの想い出

人気のある曲で形式はアレグリアス、若くてイケメンだった頃のパコ・デ・ルシアです。体でリズムを取りながら聞いてください。コンパスはフラメンコの命です。初めは複雑なリズムなので着いていけないかも知れませんが、繰り返すうちに体が覚えてくれます。1,2,3,1,2,3,1,2,1,2,1,2という12泊のリズムです。つまり3拍子と2拍子のクロスリズムですが楽譜は大抵3拍子で書かれていますから勘違いするかもしれない。

Almoraima Falseta - Bulerias

アルモライマの”ファルセータ”によるブレリア。右手の動きが良く分かる。この動画は右手親指をよく見る事をお勧めします。フラメンコギター奏法とは、こういうものだという演奏だから。アルモライマは1976年のアルバム「アルモライマ」のなかにあるブレリアのタイトル。ファルセータとは?・・フラメンコギターの演奏はファルセータを繋ぎ合わせたものだ、と言えばお分かりいただけるでしょう。ラスゲアードを良く見て下さい。尚、「アルモライマ」とはカステジャールという村にあった原っぱの名前、そこで一年に一度お祭りがあって、フェスタ・デ・アルモライマと呼ばれていた。とパコ・デ・ルシアが雑誌のインタビューで語っています。そういう意味なんです。

Bulerias

パコのブレリアです。この動画は左手の動きを見てください。フラメンコギター、クラシックギターで左手の押さえ方の基礎をしっかり習得している人は意外に少ないのです。間違った押さえ方でもある程度までは上達しますから、気がつかないのでしょう。しかし行き詰まって練習してもうまくならないと嘆く羽目になるのです。

チェックポイントは手と弦が直角になっていること、左手の手首がネックの下にあって手の甲が前から見えていることです。あなたはどうですか、鏡に写して確認して下さい。

RUMBA

ルンバを弾く、若き日のパコ・デ・ルシア。サイドギターは長兄ラモン・デ・アルヘーシーラス。次兄ペペ・デ・ルシア(カンタオール)の顔も見える。

Paco de Lucia - Entre dos aguas (1976) full video

1976年の映像。二筋の川(rumba)がヒット、これを契機にパコは幅広い活動を展開する。左端に座っているギタリストがパコの兄、ラモン・デ・アルへシーラスです。

SOLEA

ソレアはフラメンコの中心的な形式である。12拍のコンパス(リズム)とミの旋法。ゆっくりとしたテンポで弾かれる。

Buleria (La Plazuela)

ブレリア、パコ・デ・ルシア初期の演奏。隣に座っているのが、若き日のエル・カマロン(カンタオール)である。あなたもテーブルを叩いてリズムを取ってください。初めは合わなくても繰り返すうちに出来るようになります。フラメンコのリズムは裏打ちです。

Rio Ancho

地中海の舞踏からRio Ancho(広い河)へ進む。このパターンの動画が多い、パコのファンはこういうタイプが多いのか?。親指の動きをよく見てください。

La Barrosa (Alegrias)

ラ・バローサ、アレグリアスはソレアと同じ12拍のコンパス。左足でリズムを取っていることが良く分かる。非常に気持ちの良い演奏です。フラメンコは基本的に長調でも短調でもないのですが、アレグリアスは大抵長調で作られます。ラ・バローサは1987年のアルバム「SIROCO」~熱風に収録されています。尚、ラ・バローサとはアンダルシア州カディスにある海岸の名前と言うことです。

パコ・デ・ルシアとマノロ・サンルーカル

右手の動きがよくわかる動画です。70年代からフラメンコギターの世界で指導的な役割を果たして来たマエストロが二人、貴重な動画です。