ギターの持ち方・フラメンコギターの弾き方

フラメンコギターはサイズや形がクラシックギターとほぼ同じですが、ギターの持ち方、構え方はかなり違っております。フラメンコギターは右手の動きが複雑で、色々な奏法を次々に繰り出して演奏されますから、右手の動きに適した位置に持つ事が大切です。アンダルシアのギタリスト達のスタイルは大体四種類に分けられます。

ギターの持ち方で一番重要なことは、左指が押さえやすく、右指が弾きやすいことで形の問題ではないのです。

伝統的なフラメンコスタイル

パコ・デ・ルシア以前のギタリストは大抵、椅子に座り、右の大腿部にギターを乗せ、右腕の上膊部をギターに乗せるスタイルで演奏していました。右の大腿部と右腕の上膊部でギターを挟んでいますが、左手で支えることもあります。この方法ではパコ・デ・ルシアなどの複雑な演奏には向かないでしょう。尚、ギターの裏板と上体、表面版と腕が接触しないよう注意する必要があります。接触していると板の振動を妨げることになります。

ニーニョ・リカルドの動画 サビーカスの動画 カルロス・モントヤの動画 パコ・ペーニャの動画

左足を足台に乗せるスタイル

上記の伝統的なスタイルのまま左足をクラシックギタリストのように足台にのせるスタイルでギターが安定するので楽に演奏できますが、上半身の動きが不自由になる欠点があります。サビーカス、ビクトル・モンヘ”セラニート”、マヌエル・カーノがこの方法です。サビーカスは足台を使用していますが、動画をよく見るとギターを左大腿部に載せているわけではない。伝統的なスタイルのままである。時々、足台が必要になると言うことかもしれない。

サビーカスのアレグリア

脚を組むスタイル

右の下腿部を左の大腿部に乗せたスタイルで、今日では、パコ・デ・ルシア、ビセンテ・アミーゴ、トマティート、パコ・セペロなどフラメンコギタリストの大半がこのスタイルです。

カニサレスの動画 ビセンテ・アミーゴの動画 パコ・セペロの動画 トマティートの動画 エンリケ・メルチョールの動画 ヘラルド・ニュネスの動画

右足を足台に乗せる

マノロ・サンルーカルが、このスタイルです。ギターの位置は前記の脚を組むスタイルとほぼ同じになりますが、あまり見かけないスタイルです。

マノロ・サンルーカルの動画

フラメンコギター思いつくまま・作成継続中