ニーニョ・リカルド フラメンコギタリスト

パコ・デ・ルシア以前のギタリスト
ニーニョ・リカルド

「リカルドを知らずして、フラメンコギターを語るな。」と言っても過言ではない。ニーニョ・リカルド(1905~1972)は本名・マヌエル・セラピ。父の名は、リカルド・セラピ。子供の頃から、リカルドの子供と呼ばれたギタリストで、死ぬまでこの名前であった。パコ・デ・ルシアは、師匠は誰かと言う質問に、” ニーニョ・リカルドだ。自分一人ではなくみんなの先生だ”と答えている。これは、直接、手ほどきを受けたと言う意味ではなく 、パコ・デ・ルシアの世代は誰もが、リカルドを真似て、ギターを弾き、フラメンコギタリストとして成長していったと言うことだろう。今でも、「リカルディスタ」と呼ばれるギタリストがいる。リカルドが編み出したファルセータを弾き続ける人達である。それほどリカルドの足跡は大きいのだ。尚、リカルドが使用したギターは極端に弦高が低く、”バチッ”という残響音が殆どない。今日、このようなギターを継承する人はいない。